2011年2月21日月曜日

センター通信

味噌作りのお誘い
日時:2月26日(土)
場所:三原市高坂町真良(しんら)むささび農園
集合:8時45分 山陽本線横川駅南口のフェスタ前(54号線で緑井に出て高速に入ります)
持ち物:エプロン、三角きん、お弁当
参加費:1000円
     味噌の持ち帰りを希望される方は、代金600円(1kg)と味噌を入れる容器

「多磨里場(たまりば)」と共催です。
むささび農園では、北原さんご夫妻により有機米が栽培されています。
定員5名(定員になり次第締め切ります)


「広島藩四百年城下町」という講座(1月13日から毎週木曜日計4回;於:中区竹屋公民館)を受けました。
第3回は、仏壇通りの見学でした。
ご存じの方も多いと思いますが、「広島仏壇」は1978年に国の伝統的工芸品の指定を受けています。上塗りの「立て塗」の技術、金箔押しの技術など定評があります。
その金箔押しの作業を見学する時間もありました。長いあいだ寝かせた天然漆を使い、黒髪で作ったはけを使います。
「もう、これを作る職工さんがいません」と、長年使われたことを見事に示す、まさにちびたはけの毛を見せられました。
「茶髪はだめなんですね。私は黒髪だからいくらでもあげますよ。使って下さい」
「いやー、だめです」
「若い女の子の黒髪じゃないとだめ、というわけですね」
そう笑いがら、どこかで、こうしたはけに使わるのは海人の黒髪、と聞いたことがあるのを思い出していました。
もう塗り師だけでなく仏壇を作るどの過程でも、跡継ぎがどんどん減っているそうです。坐作業、何時間働いても普通の時給にも満たない収入・・・。
新しく仏具を買う人でさえ、関心は安価な、ベトナム製や中国製の仏壇・仏具に向くようです。
宗教はともかく、「広島仏壇」伝統工芸がこのままなくなっていくのはあまりにも悲しいことです。農家の跡継ぎの問題は、退職組や若者世代が「農」の意味を知り始め、見直される風潮がありますが、こちらはずっと深刻な状況のようです。伝統工芸を守るための財政援助の仕組みがあれば、状況は改善されるのではないかしら、と思ったことです。

0 件のコメント:

コメントを投稿